- アクアマン/失われた王国
- 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
- 仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド
- マダム・ウェブ
- デューン 砂の惑星 Part2
- ゴーストバスターズ/フローズンサマー
- ゴジラxコング 新たなる帝国
- コードギアス 奪還のロゼ
- トラぺジウム
- 雲のむこう、約束の場所(リバイバル上映)
- ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉
- フェラーリ
- フライミートゥザムーン
- デッドプール&ウルヴァリン
- ツイスターズ
- 僕のヒーローアカデミア ユアネクスト
- エイリアンロムルス
- 劇場版パトレイバー(リバイバル上映)
- ヴェノム3
- ジョーカー2
- がんばっていきまっしょい
去年の: 2023年に観た映画
以下、感想など
SEED FREEDOM
結構面白かった。ガンダムはテーマ性とか世界観を重視するような作品が多いこっちは完全に娯楽作品に振っていてノリでやっている感が強く、これはこれで正解かもしれない。自由の最終形態とか運命の分身とかもう完全にスーパー系。
朝9時の回=まっとうな社会人がいない(…?)に行ったせいもあるかもしれないけど客層が案外若かった。大半が20代前半くらい。それで結構賑わっていたが、リマスターやウェブ配信から入った人たちだったかな?
シンだけお辞儀のタイミングがずれていて、フォーマルな立食パーティーでドカ食いしたたのが良かった(可愛い)
キラとラクス(とくにラクス)ってこんなキャラだっけ???ってなる箇所が多かったが、
おそらく本来の意図はこっちで、印象に残った運命での描写の方が異端と推測できるが、やはり奇妙な感覚ではある
パラダイス・リゲインド
正直期待外れだった。完全に蛇足、本編のエンディングを台無しにされた気分。観ない方が良かった。
デューン 砂の惑星 Part2
デューンは正直原作からして左程好きではないし、とくにこの映画の後の原作の展開は嫌い。
それはそうと、映画1作目は丁寧な実写化だったので2作目も似たようなものになるかと思えば全然そんなことはなくむしろ庵野ウルトラマンや庵野ライダーのような「原作の好きなところだけ詰め込んだぞ!!!!!」的な内容で驚いた。アリだと思う。
ゴーストバスターズ/フローズンサマー
これでいいんだよこれで。2016年のアレはクソ以下。「おまいらがうちらの映画を叩いてるのは主演が女性でおまいらがミソジニーな家父長制な差別主義者だからだ!!!!」とかほざいてたカスがいたが21年から始まったリブートも主演が女性だからどう考えても関係ないわ。2016年版がクソ以下なだけ。
ゴジラxコング 新たなる帝国
猿いらない。
コードギアス 奪還のロゼ
第1幕
たまげた。
実はいつも使ってる映画館で上映されてなくてちょっと遠出になるから観なくていいかなぁ、とちょっと思ってたがとんでもない、わざわざ遠出して良かった
。
どうせアキトみたいな当たり障りのない外伝だろうと思ってたががっつりギアスだった。二番煎じなところはあるが、いい感じにアレンジされてて続きがずっと気になるというのは間違いなくギアスだ
。
毎週盛り上がるタイプの作品なのでテレビ放送じゃないの本当に勿体無い。特に1話のアレは他の視聴者の反応をリアタイで見れたら絶対楽しかったのに、本当に勿体無い
とにかくギアスだ、としか言いようがない。続きに期待。
ギアスは怒涛の展開だけでなく毎週共有される視聴者の驚き=ライブ感が楽しかったのでロゼがそれに準じた作りなのにこういうリリース形式になっているのは本っっっ当に残念でならない
タイバニ2もあれだけ切望されたのにリリース形式のせいで全然盛り上がらなかったしロゼがそうならないよう祈っとく
最終幕
残念ながら期待に応えてくれたとはとても言えない出来。全体的に駆け足気味かつ描写不足で、「物足りない」という一言でしか言い表せない。
本当に残念だ。
ラスボスのデザインとロゼがノーランドの動機を当てようとするシーンは良かった。
ノーランドは賛否両論のようだけど(描写不足はともかく)割と好き。部下とかネオブリタニアの連中の誰もが本当のノーランドを見ていなくて自分の見たかったものだけを見てた、という悪い方向で器としての側面が強調されている描写とか。有能で有害なマクギリス?本人の動機がシンプルでも舞台装置として優秀(動機はあやふやという感想が多いが本編ではほのめかしている上にパンフで「嫌悪感」と断言。クルーゼの「憎しみ」というなんだかんだで人間じみた感情ですらなく、気持ち悪いから駆除するという)
トラぺジウム
主人公がやべえ奴だとSNSで見たが思ってたより遥かにやべえ奴だった。でもそれって脚本がおかしいとかそういうのじゃなくて、そういうやべえ奴に焦点を当てたストーリーだった。なかなか新鮮
面白かったけど終盤は起承転結の、転→結の過程が抜け落ちているみたいでちょっと盛り上がりに欠ける。ストーリーはあくまで東西南北中心で主人公だけ頑張ってる絵を見せられても主題から外れるので見せない理由は分かるが、やはり違和感があるのでダイジェストとかボイスオーバーとかは欲しかった
あと主人公の動機付けももうちょっと描写すべきだった。それともあえて描けないことで視聴者が主人公ではなく他の三人とシンパシーを感じるよう誘導しているのかな?
青春や夢といったよくあるテーマを扱いながら展開を王道から外れてるのはかなり新鮮で面白かったが、やはりちょっと描写不足かも
観る前にSNSで主人公がサイコパスと言われてるのを見かけたが、観た後は腑に落ちた。「このキャラ嫌い」的な悪口ではなく妥当な評価。経営者にサイコパスが多いという研究があるが、そういう文脈の人間。現実味がある。
こういう主人公はたまに洋画に出てくるが、大抵の場合は惨めな最期を迎えるのにトラぺジウムの主人公は成功するしハッピーエンドを迎える。これも王道から外れてて逆に新鮮。嫌な奴なら観客は納得しないが、この主人公程度なら許容範囲内と個人的に思った(許容出来ない人が多かったようだが)
事前情報ほぼなし(SNSで流れた感想とそれで気になって観た予告編くらい)で観に行ったけど予想外に面白かった。流れてきた感想からは「脚本がおかしいせいで主人公の言動が滅茶苦茶」的な内容と思ったが、実際は「滅茶苦茶な人間を丁寧に描いた怪作」。
アイドルを題材にしていることから万人受けするような娯楽作品(青春・努力・一致団結・成功みたいな内容)だと期待したのに全く違うから落胆した、という人が多かったのではと思う。実際はどちらかといえば、最近(?)の作品で言うと『TAR/ター』寄りな内容。
あと主人公より主人公母の方がやばくない
か?
雲のむこう、約束の場所(リバイバル上映)
当時は日本にいなかったので初めて映画館で鑑賞できた。すごく嬉しい。
やっぱりこの頃の新海が一番好き。尖ってて辛気臭くて青臭くて、青春を失くしてしまったかのような、どこかに置き忘れたかのような話。
『ほしのこえ』もそうだけど新海作品のSF要素はかなり好き。でもああいうのってどうも、今回のリバイバル上映の感想を見ても分かるけど、多くの人にとっては「良く分からないもの」らしい 。「塔とか戦争の話よく分からなかったけど感動した~」とか言ってる人までいて「うわぁ…」ってなった。てかそういう人、『ほしのこえ』を観たらどう思うだろう。「なんで離れ離れになったのかよく分からなかったけどなんか悲しい音楽流れたから泣けた」とか言っちゃうのかな?
最近の新海作品は嫌いではないが、マジョリティに迎合している感が強くて昔の尖った作品ほど好きではない。王道だけど、王道だからこそ意外性もなければ共感できるようなもの(上手く言語化できないけど、アウトサイダーさとか、ぼんやりとした喪失感とか、10代から燻り続けてるやり場のないよく解らない感情とか、こんな大人になって本当に良かったのかという漠然とした不安とか?)がない。もう完全に理想を語るだけのただのファンタジーでしかない。はっきり言って、薄っぺらく感じる。インタビューからするとそういう意図はないものの(作風が変わったのは震災の影響らしい)、どうもセルアウト臭い。
王道やご都合主義を否定したいというわけではないし、同じものを他の人が作ってたら評価も違ったと思うけど、昔の新海作品を知っているとやはり物足りない。あの苦い感じが良かった。
あと天門が参加していないというだけで魅力が4割くらい損なわれていると思う。
厄介なファンである自覚はあるのでこういうことは声高らかに言ったりしないし、新作をボイコットしたりしないけど、新作で毎回感じている残念な気持ちだけは否定したくないのでこうしてブログに書きなぐった。
ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉
美少女ゲームの映画とは思えない作り。主人公はヤンキーだし、ライバルは途中で勝ち逃げして再戦しないし、サントラはずっと不穏だし、ずっとシリアスだし、みんなゲッター線を過剰摂取したかのような顔になるし
面白かった
あとマーちゃんトレーナーの着ぐるみが想像の3倍くらいキモかった
フェラーリ
微妙だった。
フライミートゥザムーン
面白かった
。ただ、事前にラブコメであることを把握してたしコメディは好きだから良かったものの、以前映画館で見た予告編だと完全にシリアスな史実系っぽかったし騙されて観た人
がいたらたまったもんじゃないだろうね
デッドプール&ウルヴァリン
いつものデッドプール。ぶっちゃけ元からあまり好きではないが、まあまあ良かった。でもディズニーに対する皮肉は正直空しいとしか思えなかった。
ツイスターズ
予告編の「双子だ」ってところから駄作臭がしたし「ジュラシックワールドの製作陣!」って言われてもあれ3作目がクソ以下だし期待してなかったが、意外にも普通に良かった。
僕のヒーローアカデミア ユアネクスト
ものすごくつまらなかったし新キャラも寒くてとても観れたものではないと個人的に感じたが、近くに座っていた男子小学生は宮野真守のキャラの変な口調に笑っていたしかなり楽しんでいたようなのでまあ子供目線で見るならこれはこれでアリかもしれない。……俺小学生の頃はマイケル・クライトンやテリー・プラチェットの小説を読んでたし好きな映画も大人向けのSFばっかだったので当時これを見ても面白いとは絶対思わなかったと思うが。
エイリアンロムルス
あのクリーチャーCGじゃないのかよ。
結構期待してたが、概ね期待通りの出来だったし、プロメテウスとコヴェナントと違ってちゃんと「エイリアンの映画」だった(プリクエルは割と好きだが、それはエイリアン映画ではなくあくまでSF映画として)。
ラストのクリーチャーは否寄りの賛否両論だろうとは思うがストーリーにおける役割的にはアレで正解なのではないかと
。まあエイリアンみたいにフィギュアとかが欲しくなるタイプのデザインでは決してないが。
エイリアン1、2、4作目(+少量のプリクエル要素)を合わせたような内容でかなり満足している。
それはそうと「プロメテウスの火」で吹きそうになった。
めっちゃ良かったけどシリーズの中で一番怖いとか言ってる人もいるようで「そうかぁ?」ってなってる。個人的にはホラーとしては1作目には遠く及ばないしそもそも公式が何と言おうとホラーというより2みたいなパニック映画=ホラーですらないのではと思っている。てか予告編で1をベースにしたものだと思ったが2と4の要素がかなり多かった。
あとエイリアン(ゼノモーフ)よりフェイスハガーが怖かった(ただし恐怖ではなく気味悪さ、気持ち悪さに近い類の怖い)。
一番ホラーっぽかったのはクリーチャーが出てくる前の序盤 。
まあ単純に子供の頃からフィギュアとかおもちゃを存分に堪能したせいでエイリアンをホラーとして見れなくなった可能性があるかもしれない
。
そういや未開封の90年代アメトイのクイーンエイリアンが引っ越しの際にどっか行っちゃった。今度探してみるか
劇場版パトレイバー(リバイバル上映)
リアタイ世代ではないので映画館で観れたのは初めて。劇パトはもう何度も観てるので内容に関しては特に言うことはない。映画館で観るとやっぱり迫力が違うな、くらいの感想しかない。
ヤマトと比べると客層の年齢が若く明らかにリアタイでない人が結構多かった。てか10代の子とか普通にいたし。EZYももしかすると若年層に受けるかも?
ヴェノム3
これは酷い。1・2作目も決して優れた映画とは言えなかったが、それでもある程度の魅力はあったしひと昔前のヒーロー映画のような雰囲気があって嫌いではなかった。ニコラス・ケイジのゴーストライダーのようなもの。
でも3はゴミ。
何度も脚本を書き直して時間がなくなって適当に切り貼りしたもので映画を作ろうとしたかのような支離滅裂なストーリーで意味不明過ぎる。
でも原作コミックスを読んだ身としてはヌルを出さないでくれて良かったとは思う。あいつモーランや(DCだけど)笑うバットマンと同レベルのクソ寒いゴミなのでそのまま出さないで欲しい。
ジョーカー2
評判を散々聞いてから観たので覚悟していたが予想より割とマシだった。
1作目は趣味ではなかったし今作もそうだが、どちらもやりたいことは解ってるつもりだし今作は言われているほど酷いか?って思った。
ミュージカルは割と好きなほうだけど嫌いな人が多いのでそういう側面もあるだろうし、映画のテーマである、「ジョーカーはいなかった」「アーサーはジョーカーではなかった」が肝なのではないだろうか。1作目を観て「アーサーが完全にジョーカーとなってハーレーと一緒に暴れる!!!!」と期待してるファンは絶対一定数いると思うけど、今作はまさにその考えに対するアンチテーゼだし、そりゃ叩かれるわ。(そいつらのメディアリテラシーどうなってんの?って話にもなるが)
なんかうみねこのなく頃にの最後を思い出した。
でもそれとは別に、客観的に見て1作目と比べるとつまらないというのも分かるし自分も感じた。長々と監獄でメソメソしているだけの絵だし、長い割に内容はそこまであるわけでもないし、ぶっちゃけ30分くらいに短縮して前作の特典映像にでもしたほうが良かった。
がんばっていきまっしょい
全編CGたが特に気にならなかった。今までが今までなのでつい身構えるが、なんだかんだで最近のCGアニメはかなり上達してる気がする。
中身は普通の青春部活もの。主人公はメンタルの起伏が激しくよく分からない理由でやる気が出たりなくなったりするが、脚本がどうとかというのではなく「そういう性格」だということになんとなく説得力がある。主人公以外のキャラも少ない上映時間でちゃんと個性を発揮したが、ストーリーとの関連性がちょっと乏しい。まあまあ良かったが際立つところとかもなく、ボートという比較的に珍しい題材を扱っているにも関わらずあまり活かされておらず、本当に「普通」。
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