2025年に観た映画

  1.  機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-
  2. キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド 
  3.  Detective Chinatown 1900
  4. サンダーボルツ* 
  5. ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング 
  6. リロ&スティッチ(配信、初見)
  7. ドールハウス
  8. スーパーマン(2025) 
  9. ファンタスティックフォー(2025) 
  10. 事故物件ゾク 恐い間取り 
  11. 禁忌地方のある場所について
  12. きさらぎ駅 
  13. ジュラシックワールド4 
  14. 来る 
  15. 犬鳴村
  16. 樹海村 
  17. アズワン 
  18. ラストマイル 
  19. 残穢 
  20. 死霊館
  21. 死霊館 エンフィールド事件
  22. ラ・ヨローナ〜泣く女
  23. ノイズ 
  24. ヤマト3199第4章
  25. 機動警察パトレイバー2(リバイバル上映) 
  26. ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス
  27. 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(リバイバル上映) 
  28. 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント 
  29. 爆弾 

 

去年の: 2024年に観た映画

以下、感想など

 

ジークアクス

映画館で観た時は本当に「一体何が始まるんだ…?」という衝撃に打たれて結局3回も見たが、テレビ版放送後はまあこんなもんかって感情が強いかな。Beginningに煽られた期待に応えてくれたかと問われると、残念ながら「いいえ」としか。

 

キャプテン・アメリカ4

キャプテン・アメリカ4と思ったらハルク2(但しハルク不在)だったでござるの巻。
個人的には結構良かった。

 

Detective Chinatown 1900(唐探1900)

出張でインドネシアへ行ったらなんか日本でやりそうにない中国映画が英語字幕付きでやっていたので観てきた。Detective Chinatown(唐人街探案)というシリーズの4作目だが、直接的な繋がりのないプリクエルだかスピンオフなので問題なく観れた。これを書く際に調べたら一応日本でも「唐人街探偵 」というタイトルで過去作が出てるけど聞いたことがない。2・3作目はUNEXTで配信されてるけど何故か1作目はない。4作目の1900はそもそも日本で(まだ?)出てない

中国映画はあまり観ないしぶっちゃけジャッキー・チェンがおかしくなってから観てないからかなり久しぶりだし今の中国の映画がどういうものかさっぱり分からなかったが、色々と新鮮だった。

1900年のサンフランシスコで中国人の詐欺師がなんだかんだで探偵となり殺人事件を捜査する話だが当時のアメリカらしく人種的な問題が大々的に取り上げられている……と思いきや、中国人に対する差別以外は一切描写されないし、なんならアイルランド系とかネイティブの描写がかなり差別的だし、そして最後には「だからアメリカより中国の方がずっといいさ!」という結論に落ち着く。

 いやー、新鮮だった。 一応中国人(中国系)に対する差別に関して言っていることは間違っちゃいないからそこだけはテーマがしっかりしているけど、それ以外の要素で色々と台無しになった。あとミステリーものとしては三流、コメディとしてはゴミ。ユーモアセンスが壊滅的で寒いだけ。 

 

サンダーボルツ* 

前々からディズニープラスのクソドラマで話をややこしくしているのはコミックスと同じ轍を踏んでいると言っているが、雑に主要(だった)キャラを殺すというコミックスの悪い癖まで付けてきた。デッドプール&ウルヴァリンでディズニーが~MCUが~脚本が~ケヴィン・ファイギが~とかギャグで言ってたが、なにひとつよくなっていないから笑えないわボケ。

コミックスのセントリーは割と好きだけど実写版はイマイチ。でもレッドガーディアンは良かった。

(ちなみにセントリーもコミックスで雑に殺された) 

 

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング 

いつものMIとしか。

 

リロ&スティッチ

実写版を観ようかなと思ったけどよく考えたらアニメ版を観たことがなかった(てか00年代以降のディズニー映画はほぼ観ていない) ので配信で初めて観た。ちょっと駆け足気味だけど面白かったしCG・実写じゃないディズニー映画はかなり久しぶりだったけど動きに驚嘆し続けた。

なお結局実写版は忙しくて観れなかった

 

True Detective 

映画じゃなくドラマだけど一応。

前にシーズン1だけ観たが、今回シーズン1~4を通して観た。どれも面白かったけど客観的・総合的に一番出来が良かったのは3で個人的に良かったのはユニークな舞台の4。1がヒットしたからシリーズ化したものの、個人的にはそこまで…というのが正直な感想(2~4を今まで観てなかったのもそのため)。2は……決して悪くはない。悪くはないけど、良いとも言えない。結末が中途半端で描写不足だしもうちょっとなんとかならなかったのだろうか。

 

ドールハウス

以下、Twitterに投稿した感想:  

お人形を雑に扱う不届者が天誅されるなかなか類を見ない爽快な映画で、主人公の礼ちゃんが結構やんちゃでちょうど同時にやってるリロ&スティッチのスティッチを想起させる。ランドリーバッグの中で野生動物みたいに唸るところはとくに可愛かった 

…とまあネタはそこまでにして人形ホラーの映画って案外貴重なので変に捻ることなく基本に忠実なのは良かった。個人の好みとしてオカルト要素はどうも胡散臭く感じるから後半より前半のサイコロジカルホラーの方が良かったけど 

それはそうとホラー映画の最後の最後のバッドエンドがもはや王道なのは分かるけどやはり「何も解決していない・完結していない」感が強くてどうも好きになれない

 あと死人が出てないのが割と意外

ホラー作品に出てくるオカルトyoutuberなんて雑に殺されるための役なのにまさか生き残るとは。後半でまた話題に出た時はネットニュースで全員不審死したって言われると思ったわい

あと
・ジャンプスケアはチープで見る度に白けるからいい加減に入れるのを止めて欲しい
・エヴァ的な精神攻撃もそろそろやめて欲しい。最近洋画でもよく見かけるし 


スーパーマン(2025年版)  

 ジェームズガンのユーモアセンスはやはり合わなかったが、いつものシニカルな面を抑えてくれたので気にするほどではなかった
スナイダー版のロイスの正直意味不明なところが多かったので今回のリアリストは良かったし、ナイーブで馬鹿正直なクラークと対比させたの◎

最大の不満点は、SNSとかプロパガンダやフェイクニュースに騙される大衆という舞台装置にはいい加減飽きたからもうやめて欲しい。てかスナイダー版のルーサーあんだけクソだったのになんで同じキャラにしたんだよ

 

ファンタスティックフォー(2025)  

結局ギャラクタスの色合いがリアル調(笑)だったけどちゃんとデカい人だしモールマンとかにも出番が用意されてたりコミック感があってまあまあ良かった。

ギャラクタスだけ実質スナイダーバース 

 

事故物件ゾク 恐い間取り 

なんだかんだ面白かった前作と違ってちっとも面白くなかった。 

振り返ってみると前作は結末以外はまあまあ良かったので、結末の問題だけ解消すればいい映画で出来上がるはずなので今作には密かに期待していたので、本当にがっかり。だって今作は結末どころじゃなく全編が酷い。てか事故物件が少ない上に扱いが中途半端で端折られる。4つしか出てこない上に4件目は事故物件ですらなく(てか純粋な事故物件は1件目だけ)もはやタイトル詐欺だし、しかも最後はホラーですらないクソ感動モノ 。

全体的に脚本が飛ばし飛ばしでキャラの関係性が全然伝わらないし主人公のキャラ付けも不自然過ぎておかしい。友達が死んだって言われても5分前に初めて合った大した関わりもない奴といつから友達になった?としか。行間を読むにも行が存在しない。台詞で友達って言ってるから友達!みたいな雑さ。

感想を漁ったら〇〇くんがイケメンで可愛いから感動した!!!!的なのばかりでお察し。いや俳優自身は悪くなかったし(演技は悪くなかったのでどちらかといえば脚本がいけない)、前に見たミステリという勿れも感想がそんなんだった裏腹に案外良かったからアイドル映画だからってクソとは限らないが。まあ今回は大外れ。普通にクソ映画。

一応1、2件目の演出はまあまあそこまで悪くなかったけど(※前作には遠く及ばない)、3件目は前作ラストと同レベルの白けるチープさだったし、4件目はホラーですらないクソ泣かせ感動邦画と化しててただ寒いだけ。どうしてこうなった。

おっさんが実は幽霊だったって明かされるシーンも、わざわざフラッシュバックを入れているところなんて明らかに視聴者を馬鹿だと想定しているという印象。
 
ゴミ。 
 
 
近畿地方のある場所について
 
映画を観る前に単行本版・文庫版を読んだが、個人的には
→単行本の時点で怪異の背景を詳細に説明したせいでホラーとして最終的にかなり微妙になった(途中の、記事やインタビューやネットは良かったが、山の怪異の正体を詳細に明かして来るじじいのせいで台無しになった)。
→文庫版はそれ以下。最後はホラーですらないし、内容がほとんど一緒なのに「全然違う!!!!」とか言ってるカスが多すぎる。曲芸商法より酷い(サーカスは「内容が全然違う」なんて言わなかったため)。
 
映画版はぶっちゃけチープな描写が多く、特に最後のまさるは、本体はともかく出してくるアレは正直いらなかったと思う(まさるが出てきた時点でそのシーンを終えて小澤の末路は想像に任せる、で良かったと思う)。が、ちゃんと最後まてホラーだった点では文庫版より遥かに良かった。
 
 文庫版の最後のクソみたいなお涙頂戴な展開は本当に最悪だから映画版に入れなくて本当に良かった。事故物件ゾクと同レベル。
 
バイクのおっさんのブログをvlogに、2ちゃんねるのスレをニコ生の放送に変更したのはいいアレンジ。個人的には原作で一番良かったのは2chのスレだが媒体的に出すのは無理があるのでニコ生にしたのはいい妥協点だし、ホラー的にも犠牲となるのがああいうキャラの方が良い。
 
エンディングも映画版が一番良かった 。文庫版のクソみたいな展開は論外として(てか映画版より文庫版の方が邦画っぽいわ。極めて悪い意味で)、単行本版も「え、終わり?」という感じだったので。 
 
てかそうだよ、文庫版では瀬野はあたかも悲劇のヒロインみたいな扱いだったけど映画版の方が正しい。そいつ普通にヴィランだわボケ。映画版の解釈の方が論理的にも倫理的にも正しい。
 
最後の最後はドールハウスと似た感じで、ドールハウスでは「ホラー映画の最後の最後のバッドエンドがもはや王道なのは分かるけどやはり「何も解決していない・完結していない」感が強くてどうも好きになれない」と書いたが、こっちでは瀬野がちゃんと因果応報的な末路を辿っているのでむしろ良かった。
 
あと小説版でも示唆されたが、特典の書き下ろし小説で元凶である石自体がなんらかの宇宙生物とほぼ結論を出しているがそこはまあ及第点かな(ラヴクラフト系が好きなのでバイアスが掛かってるかもしれないが)。赤い女の悲しすぎる過去!!!!!!!って言われるより遥かにマシ。本当どうしてああなったんだ文庫本。
 
最近の国内ホラーと比べると
ドールハウス=マイスイートホーム>近畿地方>>>>>>>>>>>>>事故物件ゾク(上にも書いてあるが、ゴミ)

 

きさらぎ駅

今年続編のReきさらぎ駅が上映されて気になっていたが、「前作を配信で観てから行こう」って決めたものの忙しくて前作を観る時間がなくいつの間にか上映が終了していた。

で、事故物件ゾクと近畿地方でホラーな気分になってそれを思い出したので、続編は配信に来た時で良いから前作だけでも観ようと思った。

いや、忙しい時にわざわざ時間を作ってこれを観なくて正解だったわ。てか続編は観なくていいや。

稀に見るクソ映画。事故物件ゾクなんて目じゃない。「ゴミ以下」というフレーズすら生ぬるい。なんでこんなのの続編作ったんだよ。

金を返して欲しいレベルを優に超えており賠償金を払って欲しいレベル。『“それ”がいる森』より酷い。

予告とかマーケティングでそうは言っていなかったが内容からして明らかに「子供向けのホラー映画」っぽいが、とはいえ俺子供の時にエイリアンとかプレデターとかジョーズとかエクソシストとか観てたし10歳でこんなゴミ映画を観てたら絶対ゴミ映画だって言い切ってたと思う。てか子供向けだからってこんなニチアサ以下のCG使っていいのかよ。そもそもなんでずっとあんなクソみたいなフィルタとビネット掛けてるんだよ、PS3時代のクソ洋FPSかお前は。

くたばれ。 

 

来る

ちっとも怖くないからホラーとしては落第点だし、演出がオナニー臭く鼻につくし、登場人物はほぼ全員不愉快極まりなく観ていて苦痛だった。ずっと「こいつさっさと惨たらしく死なないかなぁ」って思いながら観てたけど死んだ奴また幽霊として出てくるからそれすら救いにならなかった。てか物語の中心であり守るべき対象として提示されている子供すら不快だった。全滅エンドにならなくて本当に残念。てか子供は怪物を呼んで周りの人を殺しまくってずっと泣き叫んでるあたり共感や庇護欲を駆り立てる描写なんてないのにフレーミングでそれが当たり前かのようになってるのは脚本がカスだからとしか言えない。

とにかく終始つまらなかった。見ていて不愉快なゴミ人間が不愉快なことをし続けるだけの映画。

前から聞いていた評判はそこそこ良かったけどなんでだよ。やっぱり普段ホラーを観ない層の感想かな?確かに、育児ノイローゼ関連とか子供うんたらかんたらとかはいかにも頭の悪い、イケメン俳優が好きで自分の子供が嫌いな若奥様からして凄い面白いんじゃないかな?知らんけど

 

犬鳴村

『来る』 と比べてこっちはまともでまあまあ良かったけど、犬人間の悪霊(更に水属性で溺死させる)というのはちょっと属性を盛り過ぎなのでは?ギャグならともかく真面目な内容でこれはちょっと。いや、映画は決して悪くはなかったけど、属性の盛り過ぎがホラーっぽさを損なっている気がする。

 

樹海村

犬鳴村よりやや好きだが、前作の犬鳴村同様、樹木人間の悪霊はやはり属性過多気味。あとこれ樹海村3:コトリバコ7くらいなのでは? 犬鳴村が3.5/5なのに対してこっちは4/5かな

あとで牛首村も観ようと思ってるけどこうなると何が出てくるか気になる。ミノタウロスの悪霊? 

 

アズワン 

 なんで今更、星翼の映画を!?って思ってたけど入ってくる客と上映前の予告で察して、のちに調べたらその通りだった。アイドル映画かぁ… 演技は普通だったけどキャラ付けと脚本は微妙で全体的に割と謎な中身(原作プレイヤーだと尚更かな?)

いやアイドル映画にしても今更感が強い。アイドルの人がファンだとか?(全然知らない奴)

あと歌はまあ良かったけど、挿入歌かEDとして星と翼のパラドクスに期待していたのでなくて残念だった

映画を観に行ったら実はアイドル映画だった、ってのは昔からそこそこあったが最近アイドルがちゃんとしてるのに脚本とかが雑なせいで映画が微妙、ということが多くなった気がする

   

ラストマイル

めっちゃ良かった。なおドラマとのシェアードワールドなのは把握してるが、ドラマは観ていない。ドラマは話の本筋とあまり関係なかったらしくとくに問題なかったが、一部のキャラ(明らかにドラマの主要人物のカメオ出演)はキャラが臭かったが、出番はそんなになかったので問題なし。

映画館で上映された当時観ようと思ったものの忙しくて時間を取れなかったが、これは却って良かったかもしれない。アマゾンプライムで観るとブラックコメディ感も増してなお面白い。いやー、ここまでアマゾンに対して批判的なメディアはあまり見ないね、とくに日本では。てか、え、これをプライムで配信していいの?本当に?これってやっぱりあれかな、資本主義はあらゆる批判をも従属させる力があるって奴?

アマゾン関連の問題に関しては昔から色々聞いてるし話を追ってるので本当に面白かった。そしてカスタマーセントリックの話の時に出た、なんだかんだで客の方は使いやすくて早くて便利なアマゾンを使うという話でアマゾンの問題の責任は企業だけでなく客にもあるよなぁって思った。いや俺のことだけど。前からアマゾンで買わないほうがいいと思ってるし、何度もそれを実践しようとしているが、やはり便利だからと使い続けている。ちょっと反省。いや使い続けはするんだろうけど…

 

残穢

期待外れ。日本ではあまり言語化されていないinvestigative horrorという、怪異の調査に重点を置いたサブジャンル(ジャンル名として言語化されていないだけで作品自体はわんさかある、それこそリングとか)はかなり好きで、これも該当するので中盤まではまあまあ良かったけど、調査して出てくる情報はパンチが弱いし、怪異も複数出てくる割にキャラが立っていないし怖さも面白さもない。「貞子の代わりに変なCG男が出てくる劣化版リング」という感じで、期待した分本当に残念な出来。悪い映画ではないが、いい映画になるポテンシャルがあったのになれなかった中途半端な映画ではある。

  

死霊館 、死霊館 エンフィールド事件、ラ・ヨローナ〜泣く女

普通。悪くはなかったしどちらかといえば良かったけど特筆点はとくにない。 

 

ノイズ  

アルゴリズムとして残穢の関連作品としておすすめに来てあらすじもホラーっぽかったので観たがただの盛大なNTR映画だったでござるの巻。

 

ゾンビランドサガ

インディペンデンスデイだった。いや面白かったけど正直こんな内容なら映画より3期をやって欲しかったかも。


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